フランス人デザイナー、ジョセフ・アンドレ・モットが1955年にデザインしたシュタイナー社のラウンジチェアです。1950年代製のオリジナル品になります。

フランスの若手デザイナーだったピエール・ガーリッシュ、ミシェル・モルティエと結成したユニット・ARP（ア・エル・ペ）のメンバーでもあるモット。後方に傾斜する背もたれと広く取られた座面でゆったりと寛げるシートに対し、華奢なベースの絶妙なバランスが当時のフレンチモダンの空気感を漂わせる優雅で気品のあるデザインです。

フランスのモダンデザインのなかでも決してメジャーなモデルではありませんが、1980年代にオープンした伝説のギャラリー「Fifty/50」のオーナーであり、ミッドセンチュリーデザインを再評価し世界に知らしめたアメリカ人家具ディーラー、マーク・マクドナルド氏がマイアミのアパートメントでこのラウンジチェアをペアで愛用していました。本国でも復刻されておらず、日本国内ではまず見ることがない大変希少なモデルです。

肉厚で素材感豊かなブラックカラーのファブリックは新しく張替え、中材のウレタンからウェービングテープまですべて新調しました。新品同様のコンディションから気持ちよくお使いいただけると思います。ベースもしっかりと安定しており実用的にお使いいただけます。

Designed by Joseph-Andre Motte
Made in France